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粉飾

知り合いの税理士さんからこんなご相談を受けました

「顧問先の知り合いがちょっと困ってましてね・・・

都市銀行から融資を受けているらしいのですが、

先日突然、"全額返済"を言い渡されてしまったんです


私の顧問先から出向された方がその会社の経理部長をしているのですが

出向した直後の決算で決算書の中身に妙な部分があったので

調査したところ、その一部に誤りが判明したそうです

着任早々のことでもあったので、その時点ではどうにもならず

取り敢えずそのままで終わらせたそうです


先日、銀行から恒例の決算に関する質問を受けた歳に

経理部長は"実は・・・"と誤りがあるという正直な話をしたところ、

その後銀行から全額返済の申入れを受けてしまった、

という状況なんです・・・・・・

担当者へ事情説明を改めてしようとしているらしいのですが

返済してほしい、の一点張りらしいんですよ

銀行取引はその銀行だけなので

どうにもならないらしいんですよね

何かいい知恵ありまうかね・・?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

銀行としてはコンプライアンスの遵守が厳しく管理され、

また管理していますから、おそらくこのケースは【粉飾】として

報告されてしまったのだろうと推測されます


実際に粉飾であれば、銀行取引約定書では"期限の利益喪失事項"に該当し

全額返済を申し渡されても致し方ない結論のようにも思われます・・が

まずは交渉してみない手はありません


ポイント1.
上場会社でないにせよ、債権者である銀行が欺かれたと思えば

返済できる、できないに拘わらず、誰でもそうですが面白くないのは当然です


従ってまずは悪意のない、つまり粉飾ではなく、誤りであった、ということを

強調して説明を開始します

(会計上も"前期修正損益"という科目が正式に存在していますから大丈夫!)

同時に誤りがなかった場合の姿、つまり貸借対照表と損益計算書と

返済能力、つまり今後の返済に問題がないことを説明する、という

段取りがよいでしょう。


ポイント2.
<担当者へ事情説明を改めてしようとしているらしいが返済してほしいの

一点張り・・>これがちょっと気になります


銀行として仮に結論が変わらないにせよ、説明する場を全く設けずに

ただ一方的に「返済せよ!」というのも、実は事なかれ主義の日本の銀行の

対応としては考えづらいのです

担当者が上席ないし最終責任者(支店長・支社長など)へ

この状況の報告が伝わっていない可能性が十分に考えられます


従って"事情説明をしたい"旨を担当課長レベル以上へ直接申し入れることも

大事です

もしそのレベルへ連絡をする術がなければその銀行の相談窓口

(いわゆるクレームを受け付けるところ)へ電話でも文書でも構わないので

紳士的に訴えても良いと思います

それでも動きがにぶければ金融庁の窓口へ駆けこみましょう


ポイント3.
決算そのものを訂正することはできまえんが、

本来あるべき姿の数字で取り敢えず貸借対照表、損益計算書を作成し

あるいは次期の決算で修正して

正直ベースの説明付きで別途融資銀行を模索しましょう


"一行先"(借りている銀行が1つだけ)というのは

借り入れる側にとってはローンパワーによって

借入条件・金利条件など銀行に言われるがままにならないような事になりがちです


ここの事例のようなことがなくともできれば借り入れは

複数行の取引をしておくことがお勧めです


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19年におよぶ銀行融資経験と、会計士として中小零細企業の社長をサポートする経験、双方を兼ね備えた筆者が社長の立場から銀行との融資交渉において成功するための技から心構えまで、その術を大公開します!

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